昨年から少しずつ読んでいたS&Mシリーズを、ようやく読み終えました。
10作目である『有限と微小のパン』だけでなく
このシリーズ全体を通して、わかったようなわからなかったような
複雑な気持ちになるミステリィであるように思います。
何がそうさせるんでしょうね。
犀川先生も西之園萌絵も、周りの人も好きです。
トリックは面白く、謎解きもわからないなりに楽しめました。
それでも、結局わたしは森博嗣の物語の中で遊ばれていたのか?と思ってしまうのです。
(少なくともこの記事では)ネタバレは控えたいので
詳しく書くことはしませんが、とにかくそんな感じです。
でもきっと、萌絵も似たような感情を抱いたのではないかという気がします。
今後もう一度シリーズを通して読み直したいし、
他の森博嗣作品も読んでみたいと思います。
これは、シリーズ1作目『すべてがFになる』の装画を想定して描きました。
読書感想画に近いです。
Comments